上野由岐子さん、お疲れさまでした。

オリンピックで13年ぶりに競技種目に採用されたソフトボールで、前回の北京オリンピックに続き日本が金メダルを獲得した。

これだけでも凄いことだが、前回に引き続き、大黒柱の上野投手が後藤選手らの力を借りながら、戦い抜いたのは本当に称賛に価すると思う。

北京以降はオリンピック種目ではなくなり、モチベーションを維持するのもたいへんだったのではないか。

まして39歳という年齢で、一番体力的にも精神的にも大変なピッチャーとして、そのほとんどを投げぬくのは、並大抵なことではない。

この数日間で投げた球数からいったら、Drストップが掛かってもおかしくないと思う。

彼女の肩と肘、手首は悲鳴を上げていたのではないか?

対戦したアメリカチームも流石の守備力で、リード選手のホームランボールキャッチなんて、凄いの一言。

日本も、上野自らのホームベースを死守した守備も見事でした。

そして何より日本にラッキーだったのは、6回アメリカ攻撃の1アウト1・2塁でサード強襲のヒット、だったはずが、サードがはじいたのをショートの渥美がダイレクトキャッチ、結果としてWプレーになったところか。

神様が、頑張ってる上野選手とチームの皆にくれたプレゼントだったと感じた。

無論、内野も外野も全員が集中していたからこそのプレーであるが、あそこで日本の勝ちが見えた気がする。

 また当面はオリンピック競技でソフトボールを見ることはないのかなと思うが、それでも彼女たちの活躍は、記録としてもだが、何より我々の記憶にしっかりと刻まれたと思う。

次の世代の後藤選手などもしっかりと活躍してくれ、これで上野選手もゆっくりと体も心も休めるだろう。

上野由岐子さん、そして宇津木監督も本当にお疲れさまでした。